昨夜はサッカーの日韓戦とボクシングの世界戦を続けて観戦
特に世界戦の井岡一翔対フアン・エルナンデス戦は、
最軽量級らしいスピードに乗ったスリリングな展開と、
王者対指名挑戦者というマッチメイクに相応しい、
レベルの高い攻防の連続ですっかり魅了されてしまいました
それにしてもアマ経験があるとはいえ、わずかプロ8戦目というキャリアで、
初防衛戦に最も危険な指名挑戦者を迎えるという、
少しでもボクシングに興味のある者であれば、
どうしても”暴挙”の二文字の浮かんでしまう苛酷な対戦のはず
しかし蓋を開けてみれば、
圧倒的な内容で指名挑戦者をねじ伏せてしまったのですから、
快挙であり、末恐ろしい”本物”が現れたものです
一撃必倒のハードパンチャーではありませんが、
スピードが速く軌道の美しい右ストレートと、
ガードの隙を突いて執拗な左右のボディを打ち込む技巧、
そして相手にペースを渡さない強気なポジショニング、
それらが高いレベルで集約されたボクサーです
試合中の挑発行為は下品でやめて貰いたいのですが、
ほかに注文のつけようがありません
今回の防衛戦でさらに強くなったことでしょう
本人の示唆するようにビッグマッチを重ねることで、
さらなる飛躍が期待できると思います