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2005年 04月 30日
昨日到着したメビウス便の一作です ゲーム内容は、いたってオーソドックスなものです 外観はボードゲームの体裁を整えていますが、 実質的には、各プレーヤーがカードを場に出していき、 そのなかで強いカードを出したプレーヤーが、場のカードを集めていく、 トリックテイキングと呼ばれる、カードゲームの一ジャンルに属するものです そしてカードの結果によってボード上の、自分の海賊船コマを進めていき ゴールへの到達を目標に競い合うのです このように、トリックテイキングとすごろくを融合させたゲームとしては、 過去にドイツゲーム賞にノミネートされた「キャニオン」などがあります ゲーム自体は無難な作品に仕上がっていますが、 それよりもむしろ刮目すべきは、ゲームのコンポーネントでしょう 一番の驚きはルールブックにあります、 ラベンスバーガー社ほどの大手メーカーとなると、 ユーザーはほとんど全世界に及ぶことから 大抵のルールブックは母国語に加えて複数の外国語が併記されているのですが、 このゲームでは母国語であるドイツ語のルールがなく 英語、ギリシャ語、中国語、韓国語、そして日本語が記されているのです 気になったので、ドイツのゲームショップPlayMeをのぞいてみましたが おなじゲームはどうやら販売されていないようです もしかすると、このゲームは海外向けの製品で ドイツ国内では販売されない製品なのかもしれません そういえばこのゲーム、ニュルンベルクの新作発表会では出版予定に含まれておらず 電撃的に発表されたようで、出自からして異様な製品といえます パッケージにも、これまでにない特色があります 箱絵の左下に「Made in Germany」とドイツ製品であることを惹記しているのがそれです これまでドイツゲームは、おもに消費者側から、 その優れた特徴が語られ、支持されてきたわけですが 今回はメーカー自らが箱絵で、そのことを主張しているのです さらに「Nice Price!」と廉価であることまでアピールしています ちなみに頒布会価格で1,600円、市販価格でも2,000円程度 たしかに、ボードゲームとしてはかなりの安さといえるでしょう しかし、ドイツゲームとしてみると「らしく」なく、 まるでアメリカゲームのパッケージのようにバタくさく思えます このような要素から考えてみると、もしかすると「ワイルド・パイレーツ」は、 ラベンスバーガー社が海外市場の開拓に本格的に乗り出すための フラッグシップ的作品のひとつなのかもしれません スマートなドイツゲームらしからぬ強い自己主張を込めたパッケージに、 その熱い意志が込められているような気がするのです しかし、少なくとも日本では、空回りになっていて このゲームがすんなりと受け入れられるのは難しいと思います 理由は簡単 ルールブックの説明があまりにもぶっきらぼうなのです いきなり「切り札を決めたプレーヤーからはじめます」と記載されているのですが トリックテイキングになじみの薄い大多数の日本人は 「切り札」の意味をまるで理解できないと思います ゲーム盤をよく見ると、左上の羅針盤にコマを置くことが「切り札を決める」ことだと わかりますが、ルールブックにはまったくそのことが明記されていません 一般的なドイツゲームの多くは、見やすくて図表の多いルールブックが あたりまえに付属しているというのに、 (おそらく)海外向けに製作されたこのゲームのルールブックには、 肝心のルールブックの親切さが欠落しているわけです
by hardline1971
| 2005-04-30 23:14
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