先週一週間の疲れを一日で癒すことは適わず、今も少し草臥れ
今日は午前中から4時間ほど友人の来訪を受けました
人生最大級の困難に直面し急遽会うことになったのです
自業自得とはいえ、テレビドラマのような衝撃的な事件だったらしい
お堅い職場で定年まで勤め上げると思っていただけに、
保育園時代から付き合いのあるわたしが驚いたくらいですから、
家族の驚愕ぶりは想像に難くありません
それでもこの不景気でかつ厳しい年齢制限もあったというのに、
もう次の職場を見つけてしまうところが彼の尋常でないところ
本人はとっくの前に吹っ切れてしまったようで、
此方が励ます必要もありませんでした
寧ろ此方の将来の不確かさを同情される始末です
結局、お互いに平穏な人生とは縁遠い星の下に生まれたらしい
わたすは苦笑気味、彼は朗らかに笑い合ったのでした
夕方から小雨の降る中、復活したランニング行に出発
雪ではなく雨にあたるのも久しぶり
結構濡れたのに嬉しくなってしまい、目的地の図書館に着いた直後、
“雨に濡れても”を口笛で口ずさんでしまったほど
図書館で雑誌を読んでいると席ひとつ離れた椅子に座っていた、
わたしより少し若い感じの男がずっと独り言を呟いていました
明らかに異様な様子でしたのでわたし以外誰も傍に寄りません
不気味さより苛立ちが先に立ったので思わず睨みつけてしまいましたが、
念仏のように繰り返されるブツブツの呪詛を聞いているうちに、
「彼も辛いのだろうな」と思うようになりました
一方で「オマエだけじゃねーぞ、公衆の面前で甘ったれるな」と思ってみたり
独りでいると考える時間も多い
些細な刺激でも皮膚感覚が敏感になるようです