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2007年 05月 05日
昨日の自宅ゲーム会のレポートを書く前に、
先月末に催された月例ゲーム会ついて言及しておきます 最近はすっかり忘れっぽくなっていますので、ごく簡単に‥ カメラのバッテリーが切れるというトラブルの為、写真はありません 【ポルトベローマーケット(初)】 2006年度ヒッポダイスコンテストの1位入選作です 新人作家の登竜門の最優秀作にしては、手堅くオーソドックスな作り 舞台は1921年のロンドン プレイヤーの選択は大きく二つあります 入りくんだ路地に自分のお店(スタンド)を配置していくか、 路地の交差点にお客コマを配置するかのいずれかです このお客コマは2種類あり、袋からランダムに引いた後、 空いている任意の交差点に配置していくのですが、 決算が発生したとき、路地の両端に配置されたお客コマの組み合わせで、 得点が1倍から5倍まで変化するので重要です 遊んでみるとよく分かるのですが、 決算(路地のマス目を全てスタンドで埋める)を自分の力だけで起こすのは難しいので、 他プレイヤーとの緩やかな協力関係が不可欠である一方、 路地の得点構成が協力を阻害させるようになっており一筋縄ではいきません そのバランスがとても秀逸だと思います 他にも随所に細やかな工夫が見られ、安心して遊べる作品となっています ただし目新しさはなく、ファミリーゲーム的には適度といえる程度に 運の要素を導入しているので、フリークには受けないかもしれません 【イスファハン(初)×2回】 今ではalea以上にゲーム愛好家の信頼を獲得しているイスタリ社が贈るダイスゲーム ダイスで行動が制限される為、振れ幅が大きいにもかかわらず、 よくある単なる運ゲームとなっていないのは流石です 区画化されたエリアを占有することで得点を重ねていくのが基本ですが、 得点と特典の両方をもたらす建物の建設も重要で、 そのためには金貨とラクダを集めなければなりません さらに特殊効果を得るためのカードもあり、多様な展開となります その割には、ある程度の方針はダイスで決められてしまう為、 熟考しても仕方のないところもあり、ゲームは短時間で終わります フリークゲームのような構造ながら、ダイスゲームの長所である、 気安さやギャンブル要素をうまく織り交ぜた作品でしょう ただ、このような作風のゲームであれば、 同社の「ミケリノス」と同じ小箱で出版した方が良かったのではないでしょうか コンポーネントの上げ底と割高感(ケイラスと同価格)は気になりました 【ミッキー&フレンズ5リンクス(初)】 良い意味で「原作もの」のセオリーに忠実な作品で、 「ディズニーが好きなだけ」の購入者にこそ受け入れられるゲームに仕上がっています 以前からネットで良い評判を目にしていたのですが、 売っているお店がなかなか見つからず、 ようやくイエローサブマリンのHPで発見し通信販売で入手しました 元々はゲーム会に遊びに来てくれる小学生のために用意したのですが、 これは大人でも充分楽しめる好ゲームです ルールは詳しく書かない方がよいでしょう 未経験のかたは購入をお勧めします(メーカーのショップでも販売中) そして、立てつづけに10ゲームほど遊んでわたしが感じたことは、 この極端にシンプルなゲームが安易に作られたものでなく、 デザイナーの熟慮の末に生まれたのではないかということです どのようなゲームも、同様のプロセスを経て作成されているのでしょうが、 「原作」もので「シンプル」というネガティヴな組み合わせから、 誤解されやすい面もあると思います しかし、これほどの国産ゲームが話題にされないのは不幸でしょう 【ラー】 3年ぶりになるでしょうか、久しぶりのラーです ルールを憶えたばかりの小学生を交えて4人で対戦 そして惨敗 小学生(4年生)は堂々の2位でした しかも偶然の結果や幸運などではなく、 きちんとした判断に基づいた成績だったのが驚き 【リビングデッド ティル・ドーン(初)】 日の出を迎えるまでゾンビを撃退するカードゲーム 同人ゲームとは信じられないほど、 コンポーネントとゲームの完成度は群を抜いています しかも価格も大手のメーカー程度と良心的な設定 ひとつ苦言を言えば入手の困難さでしょうか 製作数に限度があるのは理解できるのですが、 せめてHPでプレオーダーを受け付けるなどの気配りが欲しいところです ヤフオクで高騰しているのを見ると、複雑な思いを抱いてしまいます 【ヴェネチア(初)】 カルカソンヌの作者の発表した新作です 決して凡庸ではないのですが、あまり印象に残っていません もう一度遊んでみてから評価することにしましょう
by hardline1971
| 2007-05-05 22:50
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