朝からぼんやりと薄い雲が漂っていたのですが、
お昼からねずみ色が徐々に濃くなっていき、やがて雨へ
止む気配はまるでなく、今も降り続いています
不機嫌な様子のわたしを見かねたのか、ようやくボスが話しかけてきました
「大変そうだが、どうなっているのだ」
「見ての通りですよ、悲惨なものです、苦労してます」
そこから、前の会社で何度も聞いた懐かしいコ理屈
「みんな苦労してるんだ、それぞれの立場で」
「君の役職や実力に見合う仕事を分配しているはず」
つまり、「要は自分だけラクしたいってことか」
実際に言葉として発されなかったものの、
言外に読みとるには充分なニュアンスが感じとれました
もちろん、すっごくラクをしたいのですけれど、それは措いておいて(笑)、
わたしにもそれなりの理があるはずです
今のわたしの現状は以下の通り
①仕事の受注量がほとんど毎月一番多い
②難事案を「内外から信頼されている」として担当させられる
③仕事の合間に後輩の相談に乗り、その都度具体的な指示を出す
④会社間の折衝、営業にもたまに同席
⑤休日も他の社員を優先したシフトを組んでいる(ボスはほぼ全休‥)
いくらナンバー2の役職持ちでも負担が大きいと考えざるを得ません
結局、②の改善だけを訴え了解を得ました
尤も、実行するのはわたしの判断次第ですから、
面倒な仕事を部下にホイホイと割り振ることが出来るかどうか‥
それにしても話していて感じたのは、
今回の事態が悪意や無頓着によるものではなく、
おそらくわたしの能力を買い被っていた結果なのではないかということ
高く評価して頂くのはありがたいのですが、
明らかな誤解ですから解かなければなりません
「わたしに20代の頃の仕事ぶりを期待されても無理です」と言っても、
「でもまだ30代なのだから、働き盛りのはず」
ときわめて常識的な答えしか帰ってきませんしね
まあ、少しずつこのギャップを埋めていくとしましょうか