たまに、そうなります
理由もなく、ふつふつといらだちが募り
ほうっておいてくれ!という気持ちになります
親友が気安く話しかけても
恋人が親身に慰めてくれても
けっして癒えることはないでしょう
時間だけが薬となります
だれのせいでも、ないのです
孤独感におそわれて、というわけでもなし
ストレスが溜まっていて、というのもどこか的を外しています
そういうものではなくて、もっと根源的なもの
たとえてみれば、先祖から受け継いだ
負の遺伝のようなもの、でしょうか
もしかすると、精神的な病かも、と畏れています
なにか心の奥底に不満があるのかもしれません
年を経ることにたいする焦燥なのかも
失われた想い出が澱のように溜まって、魂を曇らせているのかも
考えてみてもきりがありません
しかし、人をよせつけないこの気分ですが
音楽だけは寄り添うことを許してくれます
だから今日は、静かに音楽を聴いていました
とくに沁みたのは、ビーチ・ボーイズの「Surf's Up」です