かねてから、手に入れようと思っていたのですが
最近とんと姿を見かけなくなっていた
「スコットランド・ヤード20周年版」を、偶然東急ハンズで見つけたので
買いに出かけた時のことです
レジで支払いを済ませたあと、ふと近くのセール用ワゴンに視線を移すと
ビニールは掛けられているものの、すっかりくたびれてしまった
「マンハッタン」と「命中」がワゴンのなかに無造作に放られていました
ちょっと、驚きました
というのも、この2つのゲームは3年ほど前から
ずっと店頭で売られていたものなのです
ここ数ヶ月くらい前には無くなっていましたから
すっかり売れてしまったものと思っていました
それが、こんな形で再会するなんて‥
最近では、ラインナップが豊富になってきていますが
以前の東急ハンズで売られていたボードゲームといえば
伝統的なものを除くと、「カタン」と「スコットランド・ヤード」くらいのものでした
まして、メビウスが卸ろしているゲームとなると、
ほんとうにあの2ゲーム以外にあといくつか‥というような状態だったのです
もっとも、現状もじつのところあまり変わりはなく
メビウスのゲームはやはりほとんど置かれていません
はなやま玩具やバンダイ、エポック、ビバリーなどの国内大手メーカーから
仕入れた、「ありがちな」ゲームの数が増えただけです
話をワゴンのゲームに戻します
結局、この2つのゲームは、ほかの売れ残り商品と同様に
投げ売りされていたわけです
値段は「マンハッタン」が半額の2,625円
「命中に至っては三分の一の525円でした
どちらも所有してなかったので、わたしが身元引受人となりました
帰り際、すこし考えました
なぜ、このゲームたちは売れ残ってしまったのだろうと
とくに「マンハッタン」は、栄誉あるドイツ年間ゲーム賞を受賞した傑作だというのに!
ただ、店頭で痛感したのですが、
ドイツゲームは、おもちゃ売り場の店頭では、
確かに見栄えがしません
ほかの国産ゲームは、ショッキングな色使いと、
大げさな惹句でパッケージを派手やかに彩ることで
下世話ではあるものの、抜群のアピールを誇っています
そして‥値段でしょうか
地味に映るゲームにも関わらず、値段は国産より割高
これでは、売れないのも仕方ないのかもしれません
パッケージの意匠をまねる必要は全くありませんが
値段については、今後、大型玩具店やデパートでドイツゲームを販売する場合、
もっと深刻に考えなければならない問題だと思います