この週末は上々の天気で嘘を吐くことも忘れ寛いでいました
病的なブツ量に絶望すら覚える部屋の片付のうち、
玄関周りをようやく整頓し冬物の靴を片付けました
BOGSの長靴とMIZUNOのウエーブスペーサー2は眠りに入ります
一方、捨てるのを愚図愚図と躊躇っていたNIKEやADIDASを、
そろそろ葬ってあげようかなと思っています
今朝の早朝、友人から借りたDVDで"グッバイ、レーニン”を鑑賞
共産圏の東ドイツが舞台と聞くと、
秘密警察が暗躍し国民が怯えて暮らしていると思いがちですが、
彼の国では貧しく不自由でも平穏な生活が営まれていたことが判ります
長期間の昏睡状態に陥った主人公の母が目を覚ました時、
ベルリンの壁崩壊と東西ドイツ統一が実現し、
東ドイツもすごいスピードで資本主義化が浸透しつつありました
母の心臓発作が再発することを畏れた主人公は、
そのことを秘して母の過ごす部屋の中だけ、
在りし日の東ドイツの生活を再現させようと試みます
食料や服装に習慣、更にはTVまで捏造するという熱心さで
そしてそれはいつしか、
主人公が理想とする共産国家の姿を描くことになるのでした
多くの人の知らない、共産主義国家の市井の生活をリアルかつ、
ノスタルジックに描いた瑞々しいおとぎ話でした
久しぶりに素晴らしい映画に出逢えました