ようやく今週末の帰還に現実感が伴ってきました
地元はすっかり冷えこみが始まっていることでしょう
顔を洗うときにはきっと、
手が冷えきってしまうはずです
秋もすっかり更けてしまっているのでしょう
あと何度、味わうことができるかわからない、
この時季を、今年もフイにしてしまいました
果てなく続く慌ただしい日常のなかで、ふと
いまの時季を感じさせる光景を目撃してしまったり、
この時季独特の、空気の変わりようを感じてしまったとき、
はげしい悔恨と虚しい焦燥に襲われます
わずかな救いは、誰の強制でもなく、
自分の意志で、今の現状を生みだしているくらいのもの
だから、明日も秋を棄てる現実と向き合うため
町中を歩きつづけることでしょう