せっかくの土曜日だというのに吹雪です
外の景色を僅かに望めるようブラインドを立てて、
あとは部屋でこそこそと読書を愉しむことにしました
開いたのは、網野善彦「『日本』とは何か」
学術書を思わせる膨大な引用で、
日本の歴史の最新を知ることができます
海や河を国境としてではなく、
陸路と同様かそれを凌ぐ活発な交流路として見る視点が新鮮
それゆえに孤立した島国というこれまでの固定観念が取り払われ、
多くの民族、色々な職業の人々が、長い歴史のなかで移動、交流する、
豊かで多様な国家模様が浮かび上がってきました
もしかすると今は常識なのかもしれませんが、
わたしが学生の頃にはまったく学んでいなかったことです
倭から日本へ至る経緯と、律令国家への歩みと破綻へ至る理由も興味深い
まだ3分の1程度までしか進んでいませんが、これは面白いです