昨夜まで降りつづいた雨は、朝の訪れと共に何処へと去り、
空には千切ったように小さな雲が浮かんでいました
目論み通りの上天気に気をよくしたわたしは、機嫌よく外へ飛びだし、
いつものコースをゆっくりと走りました
朝の空気にはもう、昨日までの生暖かさは含まれておらず、
冷えきる前のやんわりした寒さが混じっていましたけれど、
前半のゴールにしている森林公園の麓に着くと、
草に潜む虫たちは、楽団員の数を減らしつつも、
彼らの音楽を目一杯鳴らしていました
叢(くさむら)に 生きつどう者らの 凱歌かな
こんなことを考えながら、秋を想っていました
あとは秋らしくゆっくりと読書
ボブ・グリーンの「DUTY」を読了
戦争と軍人と、老いと家族の物語
感想を途中まで書いたのですが、うまく記せず消してしまいました
この本の主人公である「エノラ・ゲイ」の機長、
ポール・ティベッツはわたしの想像通りの人物でした
ひとことで表現すれば模範的な軍人
そして軍人であれば敵味方問わず、
敬意とシンパシーを抱かずにはいられない謹厳実直な人物