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2008年 04月 20日
今日は昨日同様、ゆっくり休んで体力恢復に努めるつもりだったのですが、
この週末、休日返上で出勤することになってしまった同僚を慰めるため、 わが家にて、ゲームをお誘いすることになりました 昨夜急に決まったことなので、慌ただしくゲームを選ぶことに といっても面子は2人で相手は歴史ゲームを嗜好する方ですので、 選択肢は自ずとシミュレーションゲームとなりました このテのゲームは久しぶりということもあり、 お昼前から辺りが暗くなるまで没頭しました 【テムジンの戦い(初)】 コマンドマガジン79号の付録ゲームです チンギス・カンの若き日の戦いを再現しています 今回は初めてと云うことでシナリオ1を選びました 戦闘時にユニットの方向が影響するなど会戦級の趣があります ユニットの数は少ないのですが、最高6つまでステップロスがあります 又、リーダーの指揮が陣頭指揮と伝令という特別行動で表現されていて、 自分が戦闘に参加すると強力な戦力にはなりますが、 他の軍勢への指揮が疎かになる為、 組織的な展開ができないといったジレンマが巧みに再現されています 展開は相手の後方を伺いつつも次第に消耗戦の様相を呈し、 しびれを切らしたモンゴル側が白兵戦を敢行するも戦果を挙げられず、 それが敗因となってしまいました 【成吉思汗征西記(初)】 先と同じくコマンドマガジン79号の付録のひとつ モンゴルがイスラム世界へ遠征し猛威を奮った戦役を再現しています わたしがイスラム側を担当しました 基本的にイスラム側は耐えることに専念しなければならず、 独ソ戦の初期に非常に良く似た展開となりました 専守防衛で頑張ったのですけれど、 プレイの途中で現大将のムハンマドが病死した時のみ現れる、 優秀な指揮官ジェラールがいないと、 まず反撃は絶望的であることに気付いてしまいました そのことに気付いた時に敵はすでに、 ムハンマドの居るサマルカンドに迫っていましたので、 ジェラールを出現させる機会を逸してしまいました 他の指揮官はほとんど役に立たず、 下手に戦場に投入すると大きな勝利ポイントを、 相手に無造作に献上することになってしまいます 初プレイだったこともあり、このように理解や対応が後手に回ってしまい、 終盤に入る前に崩壊寸前となってしまいました いくつかの定石が決まっているような感触があって、 それを踏み外すとイスラム側は苦しいようです 【ゲティスバーグ(初)】 山崎雅弘氏の個人誌「シックス・アングルズ」の付録ゲーム 南北戦争最大の山場といわれる会戦を再現したゲーム 使い捨てのコマンドチットを投入してはじめて、 戦闘行動が発生するというシステムなのですが、 10ターン(実質8ターン)で配られるチットは両軍僅か6枚ずつ このように攻勢に強烈な制限が設けられている為、 乾坤一擲をいつ放つかがこのゲームの真髄なのでしょう それにしても遊んでいて思ったのですが、 先に遊んだ「成吉思汗征西記」でも感じたように、 ゲームの多彩な展開や可能性を追求していくというよりも、 数少ない定石をいち早く察知し、 それらの選択と遂行といった「仕事」に専念するだけの展開に、 陥らざるを得ないようにどうも思えてしまうのです 尤も、この感想からミニゲームの限界と悟るのはまだ性急でしょう ただ、盤面を睨んでいるとそういう思いが拭いきれないような‥
by hardline1971
| 2008-04-20 21:34
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